ゲーム好きマイペース人生の軌跡:年輪日記

就職して子供も生まれて…と、気がつけば10年以上。マイペースなゲーム好きの日常を綴ったブログです。

【イノセンス】 感想

先週の日曜、ようやく映画「イノセンス」を見てきました。

熱烈な押井守ファンというわけでも、士郎正宗ファンというわけでもないのですが、作品の世界観に強く惹かれました。アジアゴシック、球体関節人形──。うーん、こうゆうテーマに弱いのです。事前に以前NHK衛星第二で放映していたのを録画した「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」を見返し、準備はOK。チケットショップで1,300円で購入した前売り券を持って、映画館へ向かいました。(※「イノセンス」は「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の続作にあたる。実際にイノセンスを見た感想としては、前作を見ていなくても話は分かるものの、見ておいたほうが3倍は楽しめるかと。)

映像の素晴らしさはあちこちで宣伝されているとおりで改めて言うまでもないのですが、僕がこの映画で一番魅力を感じたのは、世界観、そしてその中に息づく文化の表現です。国家主権が曖昧なため無法のままに膨張した情報都市、択捉経済特区。物語の舞台がそこに移ったとき、まず大規模な祭事のシーンが流れます。この祭事における巨大な機械人形達のパレードが圧巻でした。そしてそのシーンの最後で、多くの人形達が火にくべられる場面が登場します。ここで、この無駄に豪華絢爛な祭りが、人形供養のためであったと分かるのです。
未来のことは予測不可能ですが、たしかにイノセンスの世界であれば、こういった文化が生まれてもおかしくない、むしろ自然であるとさえ感じられました。というよりも、その瞬間ひとつの世界の中にいると錯覚したと言い替えてもよいかもしれません。こう錯覚させてしまうこと、これがこの作品の力であると思います。ぜひ御覧あれ。

ちなみに、そのあと登場するハッカー・キムの悪趣味な屋敷も素晴らしかったです。うーん、こうゆう屋敷に住んでみたい…(笑)。妖しい茶汲み人形、ニケのような首無し天使像、天井に空の描かれた応接室──。クーロンズゲートに登場するエッシャー的上海に優るとも劣らない素敵さです。(というよりも、クーロンズゲートが押井氏に強い影響を与えているのでは、と思わなくもありません。)

DVDが出たら買ってしまいそうです。そして延々と流し続けたい──。そんな映画です。

GHOST IN THE SHELL 2 INNOCENCE INTERNATIONAL VER.
GHOST IN THE SHELL 2 INNOCENCE INTERNATIONAL VER.大塚明夫, 田中敦子, 山寺宏一, 押井守

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