ゲーム好きクラスタの楽な生き方:年輪日記

ゲーム、アニメ、漫画、ビジネスと、生活の効率化について。就職して子供も生まれて…と、気がつけば10年以上。マイペースなゲーム好きの日常を綴ったブログです。

劇エウレカセブン場版「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」の感想

Amazon Primeさんの恩恵で、今更ながら映画「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」を見ることができました。

この作品、興味ありつつ当時の評判があまりに悪かったので躊躇しているうちに、劇場公開が終わってしまっていたのでした。

 

見終わった素直な感想としては、これは批判が多いのは分かる…。

そもそもエウレカファンってTVアニメのキャラクター達が好きで好きでしょうがないって人たちなのに、そのイメージを裏切ってしまっているので、そりゃー批判も出るでしょう。

この点に関していえば、映画単品としての完成度よりも「損しているなー」という印象です。

 

なぜ原作ファンからの批判が出るか

この映画、原作のパラレルワールドを扱っているのですが、劇中で原作の平行世界であるというのが明かされるまでに少し時間がかかることもあり、視聴者としては印象の異なるキャラクター達を消化するのに苦労する作りになってしまっています。劇中でレントンエウレカの名前が刻まれた月が出てくるまで、これは原作を無かったことにしているのか、平行世界なのか、それ以外のなんなのか判断がつきません。

この段階で原作ファンからすれば、裏切りに思えてしまうのは仕方がないかなーと感じます。

 

また異なる物語を描くためとはいえ、見た目同じキャラに異なる行動動機を与えてしまったのもマイナスに働いています。

シュタインズゲート等のループものの続編で、あるキャラが最初のシナリオとはまったく異なる行動を取るのは、とくに大きな違和感は生じません。これはシチュエーションが異なることなどでそのキャラの違う側面が見えるからであって、行動動機そのものはブレていないからてです。そのため納得感が生まれるだけでなく、より原作に深みが増すという効果があります。

 

ところが「ポケットが虹でいっぱい」の場合、行動動機そのものが異なるため、ここの納得感がとても薄くなってしまっているように感じます。もちろんループものではなくパラレルものなので仕方がない部分もあるのですが、非常にもったいないなーと感じました。

実は別キャラなのに、同じキャラとして描かれてしまうという不幸。

 

レントンエウレカの逆転

上記の最たるものが、主役であるレントンエウレカの描かれ方。

おそらく意図的だと思いますが、この作品ではレントンエウレカの立場が逆転しています。

 

ニルヴァーシュとの繋がりを最初から持っており、戦う術を身につけているレントンと、囚われの身であり諦観に浸っているエウレカ

この映画のエウレカはこれ以上ないくらい可愛い(あざといくらい可愛い)のですが、原作の魅力であった強く凛々しいイメージはかなり薄まっています。まー別人なのでしょうがないんですが。

ここも、良いと思うか悪いと思うかは、人によって分かれる部分だと思います。

個人的にはレントンは見ていて気持ちよく、エウレカは惜しいなーという印象でした。

 

そりゃ可愛いエウレカもいいけれど、やっぱり凛々しいエウレカに憧れるんだよね。

 

最後は愛

僕の中でエウレカセブンのテーマは「ラブ」だと思っているので、レントンエウレカの帰結にしろ、ホランドとタルホの帰結にしろ、映画の着地点は違和感のないものでした。

コーラリアンとかイマージュとかの設定はそのための舞台装置で、そこの設定合理性とかはわりとどうでも良いので、そのへんのテーマがブレていなかったのは良かったです。

そのため最初にも書いたけれど、本当に損している作品だなーと思います。

これこそAOとか、別な作品、別なキャラクターでやればよかったんじゃなかろうか。

 

期待値が大きいというのも難しい。

 

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: Prime Video
 

 

交響詩篇エウレカセブン -ポケットが虹でいっぱい- MUSIC COLLECTION

交響詩篇エウレカセブン -ポケットが虹でいっぱい- MUSIC COLLECTION

  • アーティスト:アニメ主題歌
  • 出版社/メーカー: Aniplex (music)
  • 発売日: 2009/06/24
  • メディア: CD