ゲーム好きクラスタの楽な生き方:年輪日記

ゲーム、アニメ、漫画、ビジネスと、生活の効率化について。就職して子供も生まれて…と、気がつけば10年以上。マイペースなゲーム好きの日常を綴ったブログです。

FGO1.5部「アガルタの女」亜種特異点『伝承地底世界アガルタ』のあらすじと感想

キャンペーン期間中に合わせて残っていたFGO1.5部「アガルタの女って」亜種特異点『伝承地底世界アガルタ』をプレイしてみましたので、あらすじと感想をば。

 

あらすじ

第1部完結後、時間神殿より逃亡した魔神柱の反応を見つけ、調査することになるカルデア一行。レイシフト先の座標はなんと、存在するはずのない地底世界だった——。

 

地底世界に着くと、そこは女性たちが支配権を持ち、男性が隷属している世界だった。途中なぜか子供の頃に若返っているフェルグスを拾い、その後虐げられる男を取りまとめレジスタンスを結成しているサーヴァント、レジスタンスのライダーと合流したことで、カルデア一行は世界の概要を知る。

この世界は3人の女性により統治される三つの勢力に分かれていた。

 

一つは女海賊ダユーの統治する頽廃の水上都市イース。ここでは奪うことが尊ばれ、しかしながら奪ったものには固執せず、奪う喜びを流転させシェアするという一派。

 

一つは女帝の統べる夜も明るい不夜城。ここでは密告による罪の告発と酷吏による厳罰の下に、人々がやがて律令に従い正しくなるだろうという恐怖による法治国家

 

一つは黄金都市エルドラドを根城とする、アマゾネスの女王が支配するジャングル。ここでは暴力と強さがすべてとなっていた。

 

カルデア一行は過去の経験から魔神柱はいずれかのサーヴァントと同化している可能性が高いと考え、レジスタンスのライダーと協力し、虐げられている男性を解放しつつ、3人の支配者たちを倒していくことにする。

 

最初にイースのダユーを下し、次いで不夜城に攻め込む一行。ここで一行は女帝アサシンに加え、軍師であるキャスターとも相見えることとなる。

2人のサーヴァントをなんとか打ち負かしたところに、巨大化し破壊の権化となったヘラクレス━━「ヘラクレスメガロス」が現れ、女帝アサシンと不夜城に破壊をもたらす。

軍師であったキャスターの助言に従い、脱出する一行。半壊滅状態の不夜城にはさらにエルドラドのアマゾネスたちが攻め入ってきたことで、事態は混沌を極めることとなった。

カルデア一行と王を志す幼きフェルグスは、統治者たちの散り際の言葉から、それぞれの統治方法の理由と欠点を学び取る。

 

不夜城は結局アマゾネスの傘下となり、レジスタンスたちは後がなくなる。

死にたくないからとレジスタンスたちに忠誠を誓うことになった不夜城の元軍師であるキャスターは、自分の真名が千夜一夜物語の語り手シェヘラザードであり、それゆえに死を忌避する旨を明かす。

その言葉に納得しシェヘラザードを加えた一行は、彼女の作戦に従い、アマゾネスの本拠地であるエルドラドに奇襲をかけることとする。

 

黄金都市エルドラドを目指し密林を進む一行。

しかしその作戦は将としての才を持つアマゾネスの女王に見破られており、逆に待ち伏せを受けてしまう。

ウォークライによりまさにバーサーカーの一団と化したアマゾネスたちにより、レジスタンス一行はその半数を失い、撤退を余儀なくされる。

アジトに戻り傷心を癒すための宴を催す中、フェルグスはシェヘラザードと会話を交わし、死を恐れる彼女をマスター同様守ることを誓う。

しかしその夜アジトは何者かの手により猛火に襲われ、レジスタンスとカルデア一行は最後の安息の場所も失うこととなった。

 

レジスタンスのライダーの鼓舞のもと、残された手勢をまとめ、イースの船を利用して河から再度黄金都市を目指すことにした主人公たち。

船に乗ることで記憶を取り戻したライダーの船長としての手腕もあり、この作戦は上手くいくかに見えた。

しかし河の途中でまたしても動く災害となったヘラクレスメガロスが現れる。

決死の覚悟でメガロスの生命力を削る一行。その嵐の如き姿を見て、ライダーは自らの真名を思い出す。世界を股にかけたコンキスタドールは、その宝具でメガロスの動きを阻害してみせる。

そこにアマゾネスの女王が現れる。女王はレジスタンスには目もくれず、ギリシャの大英雄のなれの果てに襲いかかる。

女王と大英雄の激突と、レジスタンスたちの船が砕けるのは同時だった。

 

気を失い河に流される主人公。気がつくと、そこはイースのあった湖の底で、水中にもかかわらず空気の幕が覆う竜宮城がそびえていた。

そして傍には活動を停止したヘラクレスメガロスが大岩のように眠っていた。

竜宮城にはイースで倒れたと考えられていたダユーが隠れ、傷を癒していた。不思議な力を持つ玉手箱を駆使して奮戦するダユーを打ち破り、一行は水中を進む魔法の船と、魔力の塊である玉手箱を入手する。

再度エルドラドに侵攻するために、一行は玉手箱の魔力を使い、メガロスを操ることをおもいつく。リスクをとって志願したライダーにメガロスとのパスを持たせ、一行は水中船を使い三度エルドラドに侵攻する。

完全な奇襲とメガロスの力により、エルドラドに攻め入り遂にアマゾネスの女王を倒す一行。

魔神柱が現れないことを訝しむその瞬間、主人公を襲った凶弾をフェルグスがガードする。その弾を放ったのは、なんとレジスタンスのライダーだった。

 

ライダーの目的は生前同様、奴隷の確保と富であったことが明かされる。彼の諦めない信念とその行動の根底にあるものは、尽きぬことのない支配欲によるものであった。

メガロスの力を操るライダーとの激しい戦い。その最後の決め手となったのは、ライダー自身が扇動し、そして騙していたレジスタンスのひとりの一矢だった。

 

メガロスを失い、奥の手を失い、フェルグスの螺旋剣に貫かれるライダー。

しかしことここに至るも、魔神柱は現れず、特異点は解消しない。そして唯一残るシェヘラザードへ皆の目が向けられる。

 

実はこの御伽噺のつぎはぎである世界は、彼女が魔神柱と協力して生み出した、千夜一夜物語そのものであった。

この閉じられた世界の中でサーヴァントたちが争うように物語を仕掛け、その争いにより魔力を溜め込むことで、さながら聖杯戦争のように機能することを意図して設計されていたのである。

明かされる謎とともに、倒れたサーヴァントたちの魔力を利用することで、天蓋を突き破り大地が空へと浮上を開始する。

地底世界アガルタの大地の最後の姿、それは天空の大地ラピュタだった。

 

狂王の凶行を止めるために全てを投げうち、千夜一夜を語り明かしすという偉業を成し遂げたシェヘラザードに残ったものは、最初の気高い動機ではなく、ただ死への恐怖だった。

そして死を恐れる彼女は、いずれ消え去る運命を持つ英霊となったことそのものを恐れていたのだった。

このループを克服するには、英霊の存在そのものを消し去るしかない。そう思い至った彼女は、神秘の結晶であるラピュタを現実世界の都市に落下させることで、今まで秘匿されつづけていた神秘の概念そのものを消しさり、それにより英霊のシステムそのものを無効化しようと考えていたのであった。

そして人知抹消を目論む魔神柱と、その目的は合致していた。

 

シェヘラザードとその身に潜む魔神柱フェリクスを相手に、最後の戦いに挑むカルデア一行。

不死を司り再生を繰り返す魔神柱と激戦を繰り広げる中、それまで姿を隠していた不夜城の女帝が現れる。そして尽きることのない拷問の渦を、その宝具により顕現させる。これにより魔神フェリクスの不死性を相殺したのであった。

ここに至り、フェルグスが己の使命に目覚める。

彼は統治の難しさを知り、己が王に不向きであることを悟り、しかし王であるよりも大切なことがあることを示す。そしてこの女性優位の世界が、シェヘラザード自身の男性に対する恐怖から生まれたものであることを喝破し、死を恐れるのではなく、生きる意味の大切さと、本当の愛をシェヘラザードに説く。

死への恐怖は生きる意味で塗りつぶすことができる。これだけの偉業を成し遂げられるのであれば、なぜそれを死ではなく生に向けられないのか。

そして宝具カラドボルグにより大地を砕くのであった。

不死性を相殺されシェヘラザードに力を協力を求める魔神柱フェリクスに対し、彼女はその要請を袖にする。それは、フェリクスの見苦しい執着のために死ぬよりも、そうではない生き方があるのではないかと感じたがゆえだった。

 

魔神フェリクスは消滅し、同時にそれぞれのサーヴァントも座へ帰還する。消滅を恐れていたシェヘラザードは、しかしその最後にわずかな笑みを浮かべるのであった━━。

 

アストルフォのピポグリフとエレナのUFOで崩れるラピュタを脱出する一行。

こうして一つの亜種特異点が幕を閉じた。

 

感想

第1部第6章、7章を★★★★★としたときの主観的相対評価

 

オススメ度★

納得度★

キャラクターの魅力★★★★

 

以下感想。

うーん、あらすじをまとめてみたものの、ラストに繋がるまでのてんこ盛り感がすごいw

最初女性優位の世界は、世の中が如何に男性優遇にできているかということを逆視点から描くことで問題提起するための設定かと思ったのですが、物語の帰結は全く異なるものでした。

強いて言えば主題は「死への恐怖」と、「それをどう克服するか」だったのだと思います。

しかしシェヘラザードの動機とキャラがイマイチ感情移入しにくいこともあり、なんとなく肝心のラストの展開に腑に落ちない感覚が残ってしまっています。

この「納得感のなさ」が、致命的になっている印象。

ただFGOの世界が世界の危機を繰り返しているが故に、この納得感への閾値が上がってしまっていることもあると思います。

 

一部登場サーヴァントの掘り下げ方は良かった印象です。正直、フェルグスとかネタキャラ以外での扱いが難しいと思いますが、その辺りは丁寧にフィーチャーされていました。味方であるアストルフォのほか、レジスタンスのライダーや不夜城のアサシンも、行動原理が明確で魅力はあります。ライダーとかワンピースを完全にネタ扱いしている感じがすごいw

 

しかしもともとFGOはレーティング的には微妙な位置付けだとは思いますが、フェルグスのセリフとか、ギリギリのラインだなぁと感じました。あれはケルトの戦士であるフェルグスとしては正しいキャラ付けかつ納得感のある価値観だと思うのですが、限られた対話時間の中で、シェヘラザードに提示するものとしてはどうだったのでしょうね。結果、シェヘラザードは心動かされたわけですが、これは偶然マッチしたとしかいえない気がします。これだけ世の中が多様化してくるといろいろと難しいなぁと考えさせられました。

とくに初期の世界設定的にどうしても性差に対する視点を意識させるシナリオなんですが、この辺の扱い方が非常に雑な上に投げっぱなしな印象。この辺りに敏感な人が見たら強烈な拒絶反応を示しそうな気がします。

この辺りはぜひ他の人の意見も聞いてみたいところ。