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ゲーム好きマイペース人生の軌跡:年輪日記

就職して子供も生まれて…と、気がつけば10年以上。マイペースなゲーム好きの日常を綴ったブログです。

鉄血のオルフェンズは各々が生きる目的を見つける物語だ(18話感想)

アニメーション

機動戦士ガンダムの新作である「鉄血のオルフェンズ」の序盤が素晴らしかったため、毎週楽しみに見ています。ここしばらくは序盤の勢いを欠いていた感じがしていたのですが、最新の18話は勢いを取り戻しつつある気がします。クーデリアの立ち位置を明確にする流れもいいですし、主人公である三日月のキャラ造形も相変わらず素晴らしいです。

 
三日月って生い立ちがそうさせるのでしょうが、手の届く範囲に関して天才的な能力を発揮しますが、その外のことに関しては無関心というか、そもそも考える必要性を一切感じてないんですよね。おそらく生き残ることが最優先で、それ以上のことを求める余裕もなかったのでしょう。
ただオルガにより鉄華団という寄る辺とホームができて、またクーデリアという視野のまったく異なる人物に接することで、大きく変わり始めているように感じます。18話で発していた「イライラする」というセリフは、冷静沈着で物事に淡白な彼らしくないセリフで、内面の変化の兆しをよく表しているように思います。
こうしてみるとオルフェンズって、それぞれのキャラが生きる目的を知る物語なんですよね。今後彼がクーデリアの守護騎士で終わるのか、自発的に動くのか、楽しみに見守りたいと思います。
 
ちなみにこのところ若干中弛みを感じていたのは、アキヒロとクーデリアの転機、つまり生きる目的を描くエピソードが少し長く、説明的に感じたせいです。これ難しいなー。丁寧に描こうとした結果、長くなっている気もするんですよね。ただ感情移入しにくい形だったために、結果として中弛みに感じてしまったという。
なんで感情移入いにくいかっていうと、内容に違和感というか、無理矢理感を感じる部分があるからなんですよね。とくにドルトのエピソード。
労働者側は搾取されていると言っても宇宙ネズミほど過酷な状況ではなく、命を懸けるには少し動機が弱いですし、話し合いと言いながら武装してデモを行うのもわからない。絶対法律違反だと思うし、単に鎮圧の口実を与えるのは目に見えています。中世ならまだしも、未来だしなぁ。そのあたりの現実感覚との齟齬が、感情移入を邪魔している感じです。
もっとざっくり削って、短いけれど決定的な出来事さえあれば、クーデリアの転機を描くことはできた気がするんですよね。そこがとっても惜しい気がしました。
 
とはいえ今期一番の期待作です。